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 田んぼの楽校(木見環境学習水田) 

更新:2002.3.2 

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ホンちゃんの楽校日記

■エコマネー検証ワークショップ レポート


 去る2月23日(土)、田んぼの楽校で取り組みはじめているエコマネー「こうみ」の検証ワークショップを行いました。その模様をレポートします。


■午前中は田んぼの作業

 午前中は、田んぼの作業をしました。
 9日にも作業をしましたが、その際にも畦の補強作業を行いました。稲藁を敷き、水路や田の泥をかき上げて重ねます。泥の中には、ドジョウやたくさんの生き物がまだ眠そうにしていましたが、突然の出来事に驚いているようでした。意外にすばしっこく、見つけたと思うとスルスルと泥の中へ潜っていってしまいます。作業していた人は、みんなドジョウのこの姿を見て、可愛いと言っていました。


畦補強作業の後はレンコン掘り

 一仕事を終え、少しずつ水が澄む水路を眺める参加者。水面に映る陽光が春を感じさせます。長靴にスコップ。このいでたち、すっかり作業にも慣れて、様になっている感じです。昨秋の稲刈り以後、本当に心もとなくなっていた水路沿いの畦ですが、しっかりとしてきました。
畦の作業が一段落すると、レンコン栽培区と無栽培区では、レンコン掘りが行われました。このレンコン、栽培区を超えて、どんどんそのテリトリーを拡大しつつあります。その威力たるやすさまじいものがあります。何せ、稲作区にもどんどん出てくる始末。自然の力に、これまた感服です。そこで、レンコンの勢力を適度に保つ意味も兼ねて(実は、食べておいしいというが有力?!)、レンコン掘りをしました。


レンコン掘りはハマル大人の遊び

 レンコン掘りは、大人の遊び? これは結構ハマリます。経験した人のほとんど100%が、嬉々として楽しんで帰っています。
 これは、当日のレンコン栽培区でのワンシーン。たまたまレンズに気づいてこちらを向かれましたが、それまでは一心不乱。泥の中の地下茎をたどってたどって・・・・。ん? あったぁー! というパターンです。この「たどる」というのと、たどった先に「見つかる」というのと、すべてが泥の中の「手探り」というのが、まるで宝探しのようで、私たちを惹きつけるポイントかもしれませんね。


きれいで大きなレンコンを掘り上げました。美味!

 洗いあがったレンコンは、もち肌美人。みんながんばったので、たくさんとれました。この後の席で、参加者の舌鼓を打つのでした。輪切りにされると右になります。
 味にうるさい奥田さんによる、絶妙な塩味でテーブルにのぼり、みんなの手が止まりませんでした。


田んぼの作業ではこんなことも

 ところで、田んぼの楽校は、幹線道路の交差点角すぐ下に面しているため、ゴミの問題も抱えています。里づくりに取り組む、市内の多くの農村でも同じ問題があるようです。空き缶や空き瓶などのポイ捨て。たとえ頻度は低くても、こうして作業をすると、それが浮き彫りになってきます。


田んぼでは、春を告げるかわいい生き物に出会います。

 ご存知、オオイヌノフグリ。可愛い空色の花を咲かせていました。これを見ると、間違いなく春の到来を感じます。この近くには、ホトケノザも紅い粒々の蕾をつけていました。


冬の田んぼも小さな発見があります

 冬の田んぼ。冬枯れの言葉
 これはどうもカンハタケゴケ(ウキゴケ科)のようです。イチョウウキゴケが越冬しているやつだという意見がありましたが、イチョウウキゴケは1年生のようです。
 稲作区の中でも、レンコン栽培区と畦を隔てた湿った場所にのみ見られます。ハート型の葉っぱが4つ集まってくるりと小さな円形を描いている、そんな感じです。


■ フリーマーケットも開催

 もちろん、購入は「こおみ」で。 野菜のほか、木工品などなど、多彩な出展販売がありました。新鮮できれいな野菜には、自然と人が集まってきますね。


 

「お金に換算できない農の価値」とは・・・

 農と自然の研究所代表の宇根豊さんによる講演「お金で換算できない農の価値」がありました。お金に換算できる、あるいはお金になる部分が、「農業」としてこれまで主に扱われてきたけれども、お金にならず換算できない役割に言及して、先の「農業」の部分とお金に換算できない部分を合わせ「農」としてとらえていくべきなのではないか、というお話がありました。宇根さんは、この「非カネ」部分を徹底的に言語化していくことで、「農」の全体像を明らかにし、多くの人に気づいてもらおうとしているのだそうです。私たちのエコマネー「こおみ」も、この¥にならない部分の価値をも含めてコミュニティの中で機能するという点で、「農」にとっての有効なツールとして、今後の健闘が期待されています。


ワークショップを前に「こおみ」の説明

 農都ネットのエコマネー「こおみ」について説明がありました。「こおみ」にかける想いや、流通システムのイメージ、現状の問題、これからの展開などを、フロー図などを用いた説明でした。


ワークショップのはじまり

 この日は、講演の後、宇根さんにも加わっていただいて、エコマネーについてのワークショップを行いました。
 ワークショップでは、エコマネーと言えばここと言われる「おうみ」で有名な、地域通貨おうみ委員会の金沢さんをアドバイザーにお招きして、活用の有効性と活性化などについて、ビデオで「おうみ」の紹介をしていただいた後、グループに分かれて議論しました。


ワークショップ本番

 農都ネットのエコマネー「こおみ」。まだまだ想いが先行していますが、農と都の交流ツールとして、利用の可能性について様々な提案が出されました。


ワークショップの結果発表

 「こおみ」を使ってできることについて、いろいろなアイデアが出されたほか、そうしたアイデアを実現するための、流通システムをどのように構成していくと良いかを議論した発表もありました。


ワークショップの後はバンド演奏までありました。

 宇根豊さんの講演の後、ワークショップ、茶話会と続き、その茶話会での一こまです。当日司会者が言ったとおり、農都ネット始まって以来の文化的?イベントとなった所以がこれ。「自然人バンド」と称された8人のユニットによる演奏がありました。演奏のきわめつけが右の写真のアルプホルン。演奏後、試しに吹かせてもらいましたが、なかなか難しい。音階調節を唇の振動と呼気の強弱で出し分けるという神業。でも、面白いですね。これを、有志で作っているというから驚きです。
 盛りだくさんな作業&講演&ワークショップの一日が、こうして幕を閉じたのでした。


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