ビオトープモニタリング調査の結果報告

御影小学校トンボ池”森のまる池”

御影小学校トンボ池で見つかったヤゴ

クロスジギンヤンマ終齢1♀、n-1齢1♀、
n-2齢2♂2♀、中齢1、若齢1

(撮影者 吉田 勝宏)

 ビオトープモニタリング調査は、小学校などのトンボ池管理の基礎となるデータを収集し、環境学習の輪を広げていくために始めたものです。
 1999年度は神戸市立御影小学校を中心に調査を行いましたが、参加者は少なく、これは宣伝も足りなかったかと反省しています。
 2000年度についても御影小学校で継続して行うこととしていますので、多数の参加を期待しています。
 1999年度の調査結果については、以下の表のとおりです。

■御影小学校トンボ池で見られたトンボ


年度
1997
1999
 
プール1999
調査月日
08/30
05/01
07/04
08/08
09/05
10/03
11/14
小計
05/01
11/14
アジアイトトンボ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アオモンイトトンボ
 
 
 
 
 
 
クロイトトンボ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マルタンヤンマ
 
 
 
 
 
 
 
ギンヤンマ
 
クロスジギンヤンマ
 
 
 
エゾトンボ
 
 
 
 
 
 
 
 
シオカラトンボ
 
 
 
オオシオカラトンボ
 
 
 
 
 
 
 
 
ショウジョウトンボ
 
 
 
 
 
 
タイリクアカネ
 
 
 
 
 
 
コノシメトンボ
 
 
 
 
 
 
 
コシアキトンボ
 
 
 
 
 
 
 
 
ウスバキトンボ
 
 
 
 
 
 
   
14種
8
1
5
4
7
3
3
12
3
6

注)幼虫で、Ishnura sp.及びCercion sp.はデータに含まない.

 

■調査結果の考察


 全体で14種は少なすぎると思われる。この理由は、御影小学校は生徒達が自由にヤゴをすくったりしているため、常に池がかき混ぜられ、浮葉植物や沈水植物が殆ど無い状態となり、アメリカザリガニの繁殖もあって、ヤゴが殆どいない状態であったからである。
 児童達が毎日のようにヤゴをすくっているのは、トンボ池に関心があって、人気が高く、良いことであるのだが、トンボにとっては迷惑な話でもある。何とか両者の共存できる方法は無いものだろうか。
 参考にプールのトンボの調査結果も入れた。プールには枯れた植物やホテイアオイなどの生きた植物を放り込んであるため、水面に産卵するシオカラトンボやアカトンボの仲間など以外に、植物体に産卵するギンヤンマ、イトトンボのヤゴが見られた。4月から6月の調査では、プールでも羽化のシーンが見られるかも知れない。
 なお、1997年のデータは二宗による(未発表)。


(c)農都ネット神戸, Apr.17.2000

 

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