| 農・都共生ネットこうべ | |||
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私たちが考える「農」とは、農業や農村のみでなく、その環境や景観、生きもの、伝統的な慣習や歳時記などすべてを含んだものである。春の小川のメダカや小ブナ。田植えとともに始まるカエルの大合唱。そしてホタルの乱舞する夕べ。稲刈りあとの田んぼに、夕陽をあびて群れ飛ぶ赤とんぼ。春の七草や秋の七草。薪や炭、茸や山菜の採取の場であり、ツツジや山桜を愛でる遊山の場でもあった雑木林。これらは農業の営みを通じてつくられ維持されてきたものである。この日本人の心の原風景が喪失しつつある。 震災から3年を経て、1998年8月に開催した全国トンボ市民サミット神戸大会では、<都市と農の共生>する地域づくりを住民、企業、行政が協働でめざそうとの大会宣言を採択した。この宣言を現実のものとするために、翌年1999年5月に農・都共生ネットこうべは設立された。国際競争の自由化をはじめ、減反政策や農地の荒廃、後継者不足など農業を取り巻く状況はきびしいものである。食糧から生物多様性まで農に依存してきた都市の私たちは、今こそ農について正確に理解し、そして交流また連携するなかで、私たちのための農の将来を真剣に考えたい。 神戸は都会的な港町の印象が強いが、広大な田園地帯を有する近畿圏でもトップクラスの農業都市でもある。この田園地帯や六甲山地を生きものの供給源として、学校・公園・河川等のビオトープ空間をネットワークし、自然と人が共生する大都市をめざす活動をしていく。さらにこの活動を農と都の共生できる可能性の高い神戸から始め、やがては国の政策提言へとつなげていくものである。 神戸市民のシンボルである六甲山地の植林が始まってから100年。六甲山地は緑豊かに自然再生した。私たち農・都共生ネットこうべは、国際都市・神戸を支える<農>の魅力を全国全世界に発信しながら、トンボやカエルの賑わう自然豊かな神戸を100年かけてめざしていこう。 |
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農・都共生ネットこうべ |
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